トヨタ、通期業績予想は据え置き

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トヨタ、通期業績予想は据え置き
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トヨタ自動車が5日発表した2008年3月期の第3四半期決算は、アジア地域や資源国を含む地域での収益が大幅に伸び、営業利益は前年同期比4.7%増の6015億円、純利益は7.5%増の4586億円と、いずれも第3四半期で最高となった。

一方で通期の業績は、9月中間決算時に発表した見通しを維持した。営業利益は中間期に500億円上方修正していた2兆3000億円(前期比2.7%増)、純利益は17000億円(3.4%増)。

第4四半期の為替レートは1ドル=105円を前提としており、円高の進行が収益の拡大を圧迫している。世界販売も従来の見通しである893万台を維持した。

東京で会見した鈴木武専務は新興市場などでの収益拡大によって「よりバランスのよい収益構造になってきた。(車種の)フルライン、世界全地域での成長が確保されている」と評価した。

《池原照雄》

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