好調、iPod 対応カーオーディオ…北米で

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日本とは比較にならないほど大きい北米カーオーディオ市場も、近年は成長の伸び悩みが目立ってきているという。そんな状況下で相も変わらず人気絶好調なのが『iPod』対応カーオーディオである。

アメリカでのiPodの普及率は6割とも7割とも言われ、もはや一つの文化として根付いたのは間違いない。それだけにiPodをカーオーディオで楽しみたいとするユーザーが増えるのは当然のこと。ただ、専用ケーブルなど別売品を購入しなければならないのは敬遠される傾向にあり、汎用性の高いUSB接続できる機種に人気が集まり始めているという。USB接続ならUSBメモリに記録したMP3やWMAといった音楽データの再生も可能になるわけで、今後、カーオーディオのUSB端子搭載は必須になっていくだろう。

Bluetooth(ブルートゥース)への対応が急速に進んでいることも見逃せない。アメリカでは運転中の使用規制は州によってまちまち。ところがアメリカ随一の巨大市場を抱えるカリフォルニア州がこの夏からこの規制をスタートさせる。日本と違い、Bluetooth機能付き携帯電話の普及率が高いアメリカだけに、この時期を商機とみるメーカーは多く、対応モデルも続々と登場している。

それとDVDビデオなどが見られるAVセンターにも人気が集まっている。iPodの音楽再生はもちろん、iPodビデオの再生にも対応するなど、マルチソースにどこまで対応できるかが重要になってきているという。ただ、多機能モデルだからといって、従来のように高価格商品の売れ行きは伸び悩んでいて、売れ筋の中心価格帯は$500前後にまで下がってきているという。

《会田肇》

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