デトロイトモーターショー初日、トヨタ自動車渡辺捷昭社長は来2009年1月のデトロイトモーターショーで2台のハイブリッド専用車種をトヨタおよびレクサスブランドからそれぞれ発表するとアナウンスした。
続いて発表されたのがハイブリッドコンセプトカー『A-BAT』だったので、それがトヨタブランドから登場するハイブリッド専用車だと誰もが思ったが、それは明確に否定された。
「A-BATはハイブリッドを利用した小型ピックアップの純粋なコンセプトモデルであり、市販化は決まっていません。謎解きのようですが、A-BATが関係ないということでピックアップでもないことはいえます。もうひとつのレクサス車とは作り分けがなされるので似たディメンションになるはずです」(商品開発本部田村千晴氏)
もうひとつのヒントは渡辺社長のコメントか。「2010年代のできるだけ早い時期に世界で年間100万台のハイブリッド車販売を目標と掲げており、これら2車種により、また一歩、目標に近づいていきたい」。
北米および世界で販売され、数を稼ぐことができるカテゴリー。レクサスのラインナップを補完する。そしてデトロイトモーターショーで発表される車種……。
この謎解きに懸賞はかかっていない。