佐賀県警は7日、発泡酒を飲みながらクルマを運転していたとして、59歳の男を道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。逮捕されたのは県警本部前だったため、警察では「あまりにも大胆」と驚き、そして呆れている。
佐賀県警・佐賀署によると、飲酒運転の現行犯で逮捕されたのは、小城市内に在住する59歳の男。
この男は7日の午前8時ごろ、佐賀市松原1丁目付近の国道264号線で、発泡酒の500ml缶を片手にクルマの運転をしていた疑いがもたれている。
同署は前日から実施している「春の交通安全県民運動」に合わせ、県警本部前で交通検問を実施していた。
本来のターゲットとしていたのはシートベルト未着用や携帯電話使用、信号無視だったが、目前を通るクルマをチェックしていた警察官が、発泡酒とみられる缶を片手にクルマを運転している男を発見。抑止命令を出した。
男は「喉が渇いていたから自動販売機で買った」と飲酒の事実を容認。アルコール検知を行ったところ、酒気帯び相当量のアルコール分を検出したため、道交法違反の現行犯で逮捕した。
警察では「酒を飲みながらクルマを運転するとはあまりに大胆であり、悪質だ」としており、男が以前から同様の行為を続けていた可能性も高いとして、余罪についても厳しく追及する方針だ。