アルファに乗った警察トップ、身障者パス不正使用でクビ

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アルファに乗った警察トップ、身障者パス不正使用でクビ
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ローマ市の都市警察(自治体警察)局長が、不正な方法で駐車していたことが発覚、解任された。局長は23日金曜日夜、有名なスペイン広場近くに自家用車を乗りつけ、他人の身体障害者用駐車許可証を掲示して路上駐車した。

取り締まり中の警察官が、許可証に記載された車両ナンバーと車のナンバーが違うことを発見したことから不正が発覚した。本来の許可証所有者である86歳の女性からは、警察に紛失届けが出されていた。

イタリアにおいて都市警察は、各市役所の管轄下にある。市内の交通取り締まりは、彼らの主任務のひとつだ。そのトップが自ら不正を行なったことに怒ったローマ市長は、週明けにこの局長を即刻解任した。

局長は63歳。6200人の署員を擁するローマ都市警察の局長として昨年9月就任したばかりで、本来なら2009年まで任期が続くはずだった。

ちなみに不正が発覚したときの車は赤のアルファロメオ『ブレラ』だった。 たとえ高齢者がスタイリッシュな車に乗っても、「ちょいワル」くらいにしておくほうがよろしいようで。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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