【東京モーターショー07】レクサス LF-A の排気音を聞く

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【東京モーターショー07】レクサス LF-A の排気音を聞く
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東京モーターショー、レクサスブースのコンセプトモデル『LF-A』展示スペースでは、最高出力550psとも噂されるLF-AのV型10気筒サウンドの録音が流されている。

LF-Aはスーパースポーツではあるが、世界の環境規制、騒音規制をクリアするクリーンさを売りにすべく、排気音は結構静かだという。

その小音量の排気音(と言っても絶対的には大音量だが)を官能的に響かせるべく、トヨタは楽器メーカー大手のヤマハと共同で、サウンドチューニングを行っている。LF-Aのリアには3本の排気管が設けられているが、これは排気効率を上げるといった、工学的な理由でそうなっているわけではなく、「パイプオルガンと同じような要領で、サウンドを美しく響かせるための構造」(LF-Aの開発に携わっているエンジニア)なのだ。

会場では発売までまだ今しばらくかかるLF-Aサウンドを、早くも楽しめるというわけだ。スーパーカーサウンドマニアならずとも、ぜひ一度聞いておきたいものであろう。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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