ケンウッドは、第40回東京モーターショーの自社ブース内で、紙地図とナビゲーションをシンクロさせる「SMART INTERFACE」を参考出品している。
これは、地図上に微細なドットを印刷して緯度経度情報を埋め込み、この情報をデジタルペンによってピックアップすることでカーナビとの連携を可能にするというもの。
カーナビに対して、目的地や立ち寄り地、通りたい道路を紙地図上で指示することができ、ドライバーの意図した経路誘導が可能となる新しい発想のインターフェイスだ。
紙地図上の建物をデジタルペンでクリックすれば、その位置や施設情報をカーナビで表示。一定範囲を円で囲えばその中にあるコンビニやスタンドなどを表示させることもできる。
ただし、情報はカーナビ側のものを利用するので、その表示内容はカーナビが持っているデータに左右される。電子地図が普及する中で、“紙地図”としての魅力を引き出す新発想のインターフェイスと言えるだろう。