第40回東京モーターショーのレクサスブースでもっともフレッシュなモデルは、高級SUVの参考出品車レクサス『LF-Xh』だ。生産型ではなくデザインスタディだが、スタイリングを見れば、現行レクサス『RX』すなわち日本におけるトヨタ『ハリアー』の次世代モデルを表していることは一目瞭然だ。
ボディサイズは全長4800×全幅1895×全高1650mm。現行モデルより広く、長く、低いフォルムとなる。
ショーモデルは車名の末尾にある小文字の“h”が示すようにハイブリッド版。3.5リットルと思われるV6ガソリンエンジンと2モーター式のハイブリッドシステム「THS-II」のレクサスバージョン「レクサス・ハイブリッド・ドライブ」の組み合わせ。駆動方式は現行モデルと同様、FWD(前輪駆動)をベースに後輪にも駆動モーターを装備したAWD(4輪駆動)だ。エンジンだけでなく、ハイブリッドシステムのほうもさらにパワーアップが図られるだろう。
レクサスLF-Xhがトヨタブースでなくレクサスブースに出展されることから、トヨタブランドのハリアーは現行モデル限りで廃止され、次期モデルはレクサスブランドのSUVとして発売される計画であるということが推測される。