中央分離帯を乗り越えたトラック、対向車4台に衝突

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5日午前、広島県広島市西区内の国道2号を走行中の普通トラックが中央分離帯を乗り越えて対向車線側に逸脱し、対向車線側で信号待ちをしていたバスなど車両4台へ次々に衝突。車両5台が関係する多重事故となった。この事故で3人が軽傷を負っている。

広島県警・広島中央署によると、事故が起きたのは5日の午前9時45分ごろ。広島市西区観音本町2丁目付近の国道2号を走行していた34歳男性の運転する普通トラックが、中央分離帯を乗り越えて対向車線側に逸脱。対向車線で信号待ちのために停車していた広島電鉄バスが運行する路線バスと、自動車運搬用のキャリアカーに相次いで衝突。この2台が押し出されて隣の車線に停車していた乗用車2台に接触するなど、車両5台が関係する多重衝突事故に発展した。

この事故で逸脱側のトラックを運転していた男性と、61歳のバス運転手の男性、キャリアカーを運転していた55歳の男性が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。バスの乗客約20人にケガはなかった。

現場は片側2車線の緩やかなカーブ。警察ではハンドル操作を誤って中央分離帯に衝突したことが原因とみて、逸脱したトラックの運転手から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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