岐阜県警は17日、いわゆる「ドリフト族」が集結する岐阜県海津市内の山間部を通る県道で夜間の交通取り締まりを実施。違法競争を行っていた20歳代の男女20人を道路交通法違反容疑で検挙した。
岐阜県警・海津署によると、この取り締まりは「ドリフト族」をターゲットに行われたもので、毎週土曜深夜から日曜未明に掛けて改造車が集結する海津市南濃町庭田付近の県道で実施された。
この道路は「カーブやアップダウンの多い道」と雑誌で紹介されて以後、県内外からドリフト族が集結するようになった。走行による騒音も凄まじく、近隣住人から取り締まり強化の要請が警察に対して入り、今回はそれを受ける形で実施された。
取り締まりは17日午前0時からの4時間実施されたが、この間に20歳代の男女20人を道交法違反容疑で検挙している。内訳は、車高を故意に下げたり、大きな音の出るマフラーを取りつける等の違法改造、車体軽量化のために座席を取り外す乗車積載法違反、そして速度超過違反などだった。