横浜ゴムは22日、2007年のモータースポーツ活動計画を発表、モータースポーツ部長の森伸一氏が主な活動計画について紹介した。WTCCで昨年に続いて単独サプライヤー、新設のIFMでも単独サプライヤーとなる。
■FIA World Touring Car Championship(WTCC)
今年で開催3年目のWTCCで、横浜ゴムが昨年に続いて単独サプライヤーとなることが決定した。全チーム約35台にADVANレーシングタイヤを供給する。WTCCは横浜ゴムについて、FF車とFR車の両方にとってバランスが良く、両車両が接戦を繰り広げたことを高く評価している。
WTCCは3月11日のブラジル戦からスタート、最終戦のマカオまで全11戦22レースが行われる。このうち、フランスとポルトガルが公道レースとなり、マカオを含め公道レースが3つになるため、タイヤにとっても過酷な条件が加わることになった。
ヨーロッパでは「イタリアツーリングカー選手権」「ロシアツーリングカー選手権」「ポルトガルツーリングカー選手権」も横浜ゴムが単独サプライヤーとなった。
■International Formula Master(IFM)
IFMはWTCCと同時に開催される新しいフォーミュラカテゴリーだ。タイヤのみならず、ボディやエンジンも同じサプライヤーが提供する。まさにフォーミュラ版のワンメイクレースで、横浜ゴムは単独サプライヤーとしてADVANレーシングタイヤを供給する。
同一条件下において、レーサーの技量に左右される部分が大きくなるため、F1へのステップアップを視野に入れパドルシフトが採用される。5月20日のスペイン戦を皮切りに最終戦イタリアまで全8戦が行われる。
■FIA Production Car World Rally Championship(PWRC)
本年もアドバンカラーのランサーエボリューションを使用する「ADVAN-PIAA RALLY TEAM」5年目のパートナーシップを結ぶ。昨年は6戦中3度優勝したが、シリーズ優勝は逃した。今年は4勝でシリーズ優勝が目標だ。さらに今年は、「SYMS RALLY TEAM」のインプレッサ2台ともパートナーシップを結ぶ。