芦森工業は、東海理化電機製作所から特許権の侵害で提訴されていた訴訟で、12億5000万円の和解金を支払うことで解決したと発表した。
東海理化は、芦森工業のシートベルトのウエビング巻取装置用プリテンショナーなどが特許権を侵害しているとして東京地方裁判所と大阪地方裁判所に、合計4件を提訴、芦森工業は特許庁に無効審判請求を申し立てていた。
今回、芦森工業が東海理化に12億5000万円の和解金を支払うことで和解が成立、両者間で争う訴訟、仮処分申立て、無効審判請求を取り下げることでも合意した。
芦森工業では各訴訟を継続した場合の時間、費用を総合的に考慮し、和解金及び実施権料の支払いに応じることにしたとしている。和解金は今期、特別損失で計上する。