ひき逃げの理由は飲酒と携帯電話

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12月28日朝、埼玉県熊谷市内の市道を自転車で走行していた54歳の男性がクルマにはねられて死亡する事故が起きた。警察では後に現場に戻ってきた30歳の女をひき逃げや酒気帯び運転の容疑で逮捕。走行中の携帯電話使用についても調べを進めている。

埼玉県警・熊谷署によると、事故が起きたのは12月28日の午前7時45分ごろ。熊谷市柿沼付近の市道を自転車で走行していた54歳の男性に対し、後方から走ってきた乗用車が追突した。男性は路上に転倒した際に頭部を強打したが、クルマはそのまま逃走。男性は近くの病院に収容されたが、間もなく死亡した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約1時間後に接触痕のあるクルマに乗った女が現場に戻ってきたため、職務質問を実施したところ、「何かに当たった気がする、気になって戻ってきた」と容疑への関与を大筋で認めたことや、呼気1リットルあたり0.35ミリグラムのアルコール分を検出したことから、業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の容疑で逮捕。男性の死亡後は容疑を同致死に切り換えて調べを進めている。

調べに対して女は「携帯電話に着信したメールに気が取られていた」と供述。事故当時は内容を確認するため、画面を注視していた可能性が高くなった。また、前夜から知人らと酒を飲んで帰宅する途中であり、正常に運転ができなかった可能性も考えられるという。警察では危険運転容疑への切り換えも視野に捜査を続けていく方針だ。

《石田真一》

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