フォルクスワーゲンは、ロサンゼルスオートショー(ロサンゼルスモーターショー)で、コンパクト4×4の『コンセプト・ティグアン』を発表した。量産型の1号車は来年の末までにデリバリーされる予定だ。
今年始めに『コンセプトA』として発表されたものの発展型。全長4.4m、全幅1.85m、全高1.6mという数字はコンパクトMPVの『トゥーラン』(それぞれ4.4m、1.8m、1.6m)に近い。
エクステリアデザインの責任者、クラウス・ビショフは、VWのラインナップにパワフルで筋肉質なアピールをもつ1台が必要だったという。「オフローダーには長いフードとアップライトなパッケージングが必要だ。それが乗員の安心感と、デザインの力強さにつながる」。
コンセプトカーのボンネットの下には、新型ディーゼルエンジン「ブルーテック」が収まる。これはアウディとメルセデスベンツが協同開発したもの。エミッション低下のため様々なシステムをモジュール化して構成している。とくに窒素酸化物は従来のディーゼルユニット比で90%も削減するという。
ティグアンについての詳細は2007年の第1四半期に発表される予定。