フォルクスワーゲンは、ラスベガスで開催されたSEMAショー会場で、発売30周年の節目を迎えた『ゴルフGTI』の記念モデルとも言うべき、『R・GTIコンセプト』を発表した。
VWのチーフデザイナーのデレック・ジェンキンスとサンタモニカにあるVWデザインセンター・カリフォルニアのチームによって作り上げられた『R・GTIコンセプト』は、ベースのGTIを徹底的に軽量化。
フロントフェンダー、ボンネット、サイドロッカー、テールゲートなどをカーボンファイバー素材に交換しただけでなく、フロントスポイラー、グリルフレーム、リアルーフスポイラー、バックミラーハウジング等もカーボンファイバー製のものを作成する徹底ぶりだ。
六角形のステルス模様のグリル、「R32」のブラックアウト・テールレンズ、そして全体をブラックに塗られたボディカラーは、ステルス戦闘機をイメージしている。
デイリードライブを考慮したという足回りは、H&R社製クラブスポーツ・サスペンションとブレンボ・ブレーキ、19x9アルミホイールで固められた。
4気筒2.0リットル・ターボエンジンは、ギャレット社製大径タービンと容量を倍増にしたインタークーラーに交換。出力は93オクタンのガソリンで375HP、0-60マイル/h加速は4.8秒の秀逸なパフォーマンスを実現した。さらに100オクタンのレースガソリンなら400HPを発揮する。