20インチはあたりまえ、24インチや26インチも珍しくはない、そして30インチを超えるサイズも登場した。といっても、液晶テレビや自転車のタイヤサイズのことではない。エスカレートが止まらない乗用車用のタイヤサイズである。
カスタマイズの本場アメリカ、というかアフターマーケット品の見本市であるSEMAショーだけあって、出品されているタイヤの大径化も街中より一歩先を進んでいる。今年の定番は30インチで、ピレリ、ハンコック、トーヨーなどが30インチを出展し、実際に30インチを履いたデモカーも数多く見かけた。
そしてなんと、SEMAの会場でみかけた最大サイズは32インチ。ヨコハマやクムホが32インチサイズのタイヤをブースに飾っていた。ハマーなどがターゲットとなるのだが、クルマへの装着状態を見ると、まるで馬車の車輪のようにも見えてくる。