イギリスのスポーツカー専門メーカーのTVRは、2007年中に完成車の組み立てを英国外に移管することを決めた。
TVRは、2004年7月にロシアの大富豪のニコライ・スモレンスキー氏によって買収された。今年4月に英国外への工場移転を発表したものの、いったん7月に撤回。しかし、今回改めて工場の国外移転を決定した。
エンジン、クラッチ、ギアボックスなどは、これまでどおり英国ブラックプールで生産を続けるが、『タスカン』、『タスカン コンバーチブル』、『サガリス』などの完成車の組立は、英国外に移転する。これによりブラックプールでは、260人が職を失うことになる。
工場の移転先については、フランス、イタリア、東欧などが上がっているが、現時点では明らかにされていない。