警官に追跡の自転車が転倒、少年が意識不明に

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9日午後、京都府京都市山科区内の府道で、警察官のバイクに追跡されていた自転車の少年が逃走中に運転を誤り、商店のシャッターに突っ込む事故が起きた。少年は頭を強打し、一時は意識不明になるなどの重傷を負った。

京都府警・山科署によると、事件が起きたのは9日の午後3時5分ごろ。京都市山科区御陵大津畑町付近の府道をバイクでパトロールしていた26歳の巡査が、カギの付いていない自転車に乗っている18歳の少年を発見した。

盗難自転車の疑いがあるとして職務質問しようとしたが、少年は制止を振り切ってそのまま逃走。巡査はこれを追跡したが、少年は約500m離れた京都市山科区竹鼻四丁野町付近の府道でハンドル操作を誤って転倒。そのまま商店のシャッターに突っ込んだ。少年は転倒した際に頭を強打。脳挫傷などの重傷を負い、一時は意識不明の状態に陥った。

転倒の直前、巡査は少年の腕をつかもうとしていたというが、これが転倒の原因になったかどうかは定かではないという。警察では「盗難自転車の疑いがあったこと、職務質問を振り切って逃走していることなどから追跡を行っており、これは正当な職務と考える。結果的にこのような事故につながったことは非常に残念だ」とコメントしている。

《石田真一》

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