フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの梅野勉社長は21日、『クロスポロ』の発表会にてディーゼルエンジンを搭載したVW車の導入について取材陣の質問に答えた。
梅野氏はディーゼルエンジンについて「できるだけ早く入れたい」と繰り返した上で、世間のイメージや規制の問題など、導入の障害がまだ多いことを挙げた。
また、導入を検討する車種については「ニッチではなく得意な分野で本気でやる」として“量販車種”に導入する可能性をにおわせた。また、価格についても「低燃費だからクルマは高いですよ、とはしたくない」「トータルのCO2を下げるためには売れないとしょうがない」など語り、一般ユーザーにとって敷居の高いものにしたくないとの考えを示した。
最近注目の欧州車のディーゼルエンジン。フォルクスワーゲンの日本法人としては導入に前向きなことは確実。ディーゼル車が正規に国内導入される日は、世論や規制次第で遠くはなさそうだ。