愛知県警は6月30日、非番中に飲酒運転を行った豊橋署・地域課所属の59歳巡査部長を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検するとともに、同日付けで停職3カ月の懲戒処分を実施した。巡査部長は同日付けで依願退職している。
愛知県警・監察官室によると、この巡査部長は宿直明けとなった5月26日午前から、同僚らと一緒にJR豊橋駅近くにある居酒屋でビールや焼酎などの飲酒を行い、午後には蒲郡市内の自宅に戻った。
巡査部長は酔いが醒めきらないまま同日夕方からクルマを運転して外出したが、クルマがエンジントラブルを起こし、白煙を吹き上げたことから、これに驚いた通行人が警察に通報していた。駆けつけた蒲郡署員が巡査部長に対して事情を聞こうとしたところ、呼気が酒臭いことに気づいてアルコール検知を実施。この結果、酒気帯び相当量のアルコール分を検出したことから、道交法違反容疑で摘発していた。
巡査部長には罰金支払いの略式命令が出たが、警察ではこれをもって6月30日付けで停職3カ月の懲戒処分を実施した。だが、巡査部長はこれより以前に退職を願い出ており、同日付で受理されている。