車外に空き缶を投げ捨てたことで書類送検に

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和歌山県警は1日、走行中のクルマから空き缶を投げ捨て、後続車のフロントガラスに当てたとして、40歳の男を道路交通法違反(道路における禁止行為)容疑で書類送検した。被害者が投げ捨てられた缶を保管しており、これを証拠に特定したという。

和歌山県警・白浜署によると、事件が起きたのは5月11日の早朝。白浜町富田付近の国道42号を31歳の男性が乗用車で走行していたところ、前を走る乗用車から缶が投げつけられ、これがフロントガラスに命中。

男性はクルマのナンバーを控えた後、現場に戻って空き缶を回収。この二つを証拠として警察に被害を届け出た。警察ではナンバーを元に同町内に住む40歳の男から任意で事情を聞いていたが、最終的に男が投げ捨てた空き缶と確認が取れたため、道交法違反の容疑で書類送検することになった。

男は調べに対して「車内の空き缶がジャマになって捨てた。後ろのクルマに危害を加える意図はなかった」などと話している。このようなケースで書類送検に至るのは極めて珍しいが、今回は証拠品が保管されていたこと、中身が入っている場合にはガラスの破損から重大事故につながることも考えられることから、厳しく対応したとする。

《石田真一》

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