18日、ディズニー／ピクサー最新作アニメーション映画『カーズ』の日本語吹替版で、主人公の親友メーター役の、山口智充さんのアフレコ会見が、東京九段の一口坂スタジオで行われた。
メーターは心優しきレッカー車。友だち思いで、主人公のライトニング・マックイーンにとって初めての親友になる役どころ。山口氏の温かみのあるキャラクターが幅広い層に支持されていることから、今回のアフレコ配役が決まったという。
山口氏は“特製メーター型フィギュア帽子”をかぶって会見に登場した。特殊メイクアップアーティストのスクリーミング・マッド・ジョージ制作によるもので、制作費100万円だそう。車体側面には「GUSSAN」（ぐっさん）の文字が入っている。
ディズニー／ピクサー作品の声優に選ばれたことに関して「この先10年も100年も残る作品なのでプレッシャーがあった」とコメント。今回の声優の話が決まったとき2人の息子に自慢したが「映画を観た後に、実はこの声は自分がやったんだ、と明かした方がもっと感動的だったかも」と語った。
「今までモノマネをやってきたが、それらをすべてとっぱらってオリジナルのキャラクターを作り上げた。メーターの出っ歯で田舎くさい外見から役づくりをし、監督や関係者にみてもらった。普段出していない声なので、長い時間収録をしていると、だんだん違うキャラクターになってしまう（笑）」
なお山口氏自身にクルマがレッカー移動された経験はないそうだ。
『カーズ』：7月1日より全国ロードショー。主人公ライト二ング・マックイーンはレーシングカー。レースへと向かう途中事故に遭い、田舎町に取り残された。自分のリムジンを探すうち道を傷つけ、裁判所によって行動を拘束されてしまう……。
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