パトカーから逃れようとして川に転落、2人死亡

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11日深夜、群馬県前橋市内の市道で、パトカーに追跡されていた軽自動車が逃走中に川へ転落する事故を起こし、乗っていた男性2人が死亡した。クルマは姿を隠そうとライトを消して走行していたとみられ、警察で詳しい事故原因を調べている。

群馬県警・前橋東署によると、事故が起きたのは11日の午後10時55分ごろ。前橋市上沖町付近の県道をパトロールしていた同署のパトカーが、はみ出し禁止区間で強引に前走車を追い越す軽自動車を発見。ただちに停止するように命じた。

しかし、クルマはこれを無視して逃走。路地に入り込んだ直後、ヘッドライトを消したまま走り出し、姿を闇に隠そうとした。パトカーは危険と判断して直後に追跡を中止したが、クルマは約700m先の丁字路交差点を直進し、そのまま金網フェンスを突き破って3m下を流れる川に転落した。

乗っていた34歳の男性2人はすぐに救助されたが、全身を強打しており、収容先の病院で死亡している。

逃走するクルマが入り込んだ市道は幅員約2.5mで、電柱などの設置もあり、実際にはクルマ1台がようやく通過できるような道路だった。警察では「追跡に問題は無かった」とコメントしている。

《石田真一》

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