【WRCラリージャパン】開催概要発表「継続に勇往邁進」

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世界ラリー選手権=WRCの一戦として、今年で3回目の開催を迎える「ラリージャパン」の開催概要記者発表会が、3月29日に都内で開催された。同日、ラリーの日程や施設案内などが記された(主に参加者・関係者向けの)ラリーガイド1も公式サイト上で発行され、約5カ月後の開催へ向けての具体的な歩みが始まった。

発表会の冒頭、田畑邦博・大会組織委員長がこう語った。「ラリージャパンの継続に向けて、これからも勇往邁進していきます」。横綱や大関に昇進した力士が口上で述べるような四字熟語を用いて、その気迫を強調した田畑氏だが、おそらく、ラリージャパンの継続に疑いをもっているファンは多くないはず。04〜05年の大会の盛況ぶりを考えれば……。

それゆえ継続に対して関係者がこれだけ気合いを込めることに、疑問を感じる方も少なくないだろう。実際には楽観してばかりはいられない事情もあったのだ。開催地域のメディアを代表して登壇した、十勝毎日新聞社の代表取締役社長・主筆の林光繁氏が、そのあたりについて語っている。

「昨年10月末にメインスポンサーの撤退という出来事がありました。関係者、地域、ともに継続開催に危機感を抱いて、一丸となって取り組んできました。今後は(さらなる発展と継続のために)トヨタ、日産、ホンダといった(今はラリーに関与していない)日本を代表する自動車メーカーにも、真剣にいろいろな要請をしていきたいと思います」

地域に根ざしたかたちのフェスティバルを目指し、3年目にしてラリージャパンは生まれ変わる。この日は、新しい大会ロゴもお披露目された。

「みんなが楽しめるラリージャパンに」(田畑氏)、「地域の祭典として、地元の協力を重視したかたちでの運営を」(大会組織委・永田剛氏)、「帯広市をはじめ、十勝地域の官民の総力をあげて、できるかぎりの歓迎をしたい」(砂川敏文・帯広市長)。

今季のラリージャパンはシリーズ第11戦として、9月1−3日に開催される。チケット発売については6月上旬に発表される予定だ。

《遠藤俊幸》

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