研修医が重傷ひき逃げ事故を起こす

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福岡県警は12日、福岡県志免町内の県道を横断中の歩行者をはねて重傷を負わせたとして、26歳の研修医の男を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。引き続き業務上過失傷害容疑で調べを進める方針だ。

福岡県警・粕屋署によると、事故が起きたのは12日の午前1時15分ごろ。志免町南里1丁目付近の県道で、道路を横断しようとしていた38歳の男性が通過してきたクルマにはねられた。男性は足の骨を折る重傷を負ったが、クルマは止まらずにそのまま逃走した。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事件発生から約30分後に「自分がひき逃げした」という内容の通報が警察に寄せられた。電話をしてきたのは福岡市博多区内にある病院に勤務する26歳の研修医の男で、容疑を大筋で認めたために道交法違反の容疑で逮捕されている。

調べに対し、男は「別の病院で夜間当直のアルバイトをしていたが、勤務先から担当患者の容態が急変したとの連絡が入り、戻る途中に事故を起こした」と供述。「急いでいたし、怖くなって逃げた」とも話しているという。警察では「医療関係者が負傷者の救護を怠るのは言語道断」としている。

《石田真一》

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