ジュネーブモーターショーで発表された『マツダ3MPS』。エクステリアで特に目を引くのは、MPS専用にデザインされたフロント部分だ。
大型エアインテークのフロントグリルからボンネットバルジを盛り上げ、18インチホイールを収めるために20mm広げられたフェンダーなどは、力強くグラマラスだ。リアはルーフスポイラーとグラフィックの変更に留める。
田畑孝司チーフデザイナーによると、「マツダ3自体、全世界で評判がよいので、べースとなる素材のよさを変えることなく、どれだけ大きなアレンジを加えることができるかに苦心しました。フロント周りは『マツダ6MPS』で採用したデザインの流れを汲む形で、一新しています」とのこと。
「このモデルはハイパフォーマンスカーではありますが、特別な存在ではなく、あくまでも色々な人に乗って楽しんでいただけるクルマを目指しています。男性でも女性でも、オールマイティにスポーティなテイストを楽しんでいただきたいということで、フレッシュなイメージを大切にしつつ、後付け感のないシンプルなスタイルに仕上げました」
「ぱっとみるとボンネットの違い等は気がつかないかもしれませんが、フェンダーより前は全て変えてあります」
250km/hの高速走行を可能にする空気抵抗の低減を図り、CD0.31を実現。インテリアは280km/hのスピードメーター、セミバケットシート、アルミペダル、本皮巻きシフトノブなどの採用でスポーティさを演出している。