フォーミュラ・ニッポンでは、今季からホンダとトヨタのエンジン対決が始まる。しかし、これは「同一性能に調整してから、各チームに手渡す」ことが“御題目”となっており、対決ムードは控えられている状況だ。この日の会見でも、あまりスポットライトが当たることはなかった。
ナカジマ・レーシングなど、4チーム8台に3リットルV8の「HF386E」が供給されることになっている。
全日本F3選手権には、昨年のフォーミュラドリーム全勝王者の塚越広大がホンダ・チーム・ムゲンからの参戦。伊沢拓也もホンダ・トダ・レーシングから参戦する。また、新たなF3直下カテゴリーとして発足するフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)にもホンダは全面的に協力する態勢だ(Fドリームは昨季で終了)。
なおホンダは、鈴鹿レーシングスクール(カートのSRS-KとフォーミュラのSRS-F)からFCJ、全日本F3、Fニッポンへと続く、新たなドライバー育成プログラム「Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト」を今季から展開してゆく。
もうひとつの大きな話題は、ホンダ系のビッグサーキット2つの会社合併。既に発表済みだが、6月に鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎの会社組織が合併し、新たに「株式会社モビリティランド(仮称)」となる。