犯行時間は1分30秒…カー用品店荒らし

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神奈川県警は23日、大型の自動車用品販売店に侵入し、カーナビなどを盗んでいたとして、別の窃盗容疑で逮捕・起訴された37歳と34歳の男を建造物侵入と窃盗の疑いで検察庁・横浜地検に追送検した。被害総額は約2700万円だという。

神奈川県警・捜査3課によると、追送検された男2人は2005年1月から8月にかけての間、神奈川や埼玉、茨城、千葉などの大型自動車用品店に侵入。店内に陳列されていたカーナビなど141台を盗んだ。追送検となった直接の容疑は昨年5月24日、相模原市上溝4丁目にある店舗のシャッターやドアを破壊して侵入し、カーナビ5台(約90万円相当)を盗んだというもの。一連の犯行では約2700万円の被害が出ている。

男たちはターゲットとする店の下見を行い、侵入や逃走に使う最短ルートを確認した上で犯行に及んでいた。犯行時は常にキッチンタイマーをセットし、侵入から盗難、逃走までの所要時間を「1分30秒」と決めていた。機械警備による警報が作動し、警備会社が到着する時間の半分程度を狙っていたとみられる。

盗んだカーナビは中古買取りのショップに持ち込んでいたが、ここから足がついたという。調べに対しては容疑を大筋で認めており、「生活費に困ってやった」などと話しているようだ。

《石田真一》

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