【新連載コラム*AutoStanding】スバルディーラー改革の意外な切り口

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国内販売網改良に最大600億の投資

昨年末から日本の自動車メーカーは国内販売網の再構築の動きを加速させているが、富士重工においても2006年度から 3年間で最大 600 億円を546 あるスバルディーラー店の30− 40% に投じ、店舗の改築・改装を実施する。また、老朽化している店舗が多く存在する地方のディーラーを中心に移転・再編・改築を行う。

これに加えて、富士重工業では2005年度中に系列販売会社での軽鈑金塗装サービスの全国展開を準備する。現在の4店舗を来年度中に10店舗まで拡大し、順次全国に拡大していこうとするものである。

国内メーカーによる傘下ディーラー網再編の目的は、一般的には店舗統合によるコスト削減と、需要発生地域への戦力集中による台数増の組み合わせによる収益力向上にあるが(富士重工の場合は台数増加を目的とした店舗数増加も目論んでいるだろう)これに付随する形で打ち出された軽鈑金塗装サービス展開の狙いはシンプルだ。この狙いは、新車需要の頭打ちによるディーラー新車部門の収益低下を周辺サービスの収益増加で補うことにある。

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