フランスのルノーは、フォード・グループ傘下のジャガーを欲しがったが、フォードによって拒絶された、と22日付けの英『サンデータイムズ』紙が報じている。
経営不振にあえいでいるジャガーは、2005年にリストラ策の一環として、発祥の地とも言えるブラウンズレーン工場を閉鎖。これに対し、ルノーは、ジャガーを買収したいと申し入れたという。
「ルノーがジャガーを欲しがっている」というウワサは、昨年12月にフランスのメディアでさかんに報じられた。ルノーは、BMWやメルセデスベンツに対抗できる高級車ブランドとして、ジャガーを獲得したがっているという。
ただ、フォードもジャガー救済のために2005年に12億ポンド(2400億円)もの資本注入をしており、そう簡単に手放すわけにもいかないようだ。