財団法人東京都道路整備保全公社(小池正臣理事長)は、運営する六本木オートバイ駐車場で、1時間未満の駐車無料の「自動二輪車駐車対策モデル実験」を開始した。
同公社は、都内で駐車場の企画運営や駐車場事業融資を行う公益法人だ。六本木オートバイ駐車場(東京都港区六本木3-1)は、東京全日空ホテル近くにある。都心部で大型バイクを対象に46台を収容できる数少ないオートバイ専用駐車場のひとつだ。
100円/1時間で最高500円の現行の駐車料金を、1時間未満無料にする。1時間を超えて駐車した場合は、現行どおりの料金計算になる。
「1時間未満駐車料金無料でどのくらい利用が増えるか。その増減を知ることで、今度の二輪車駐車場整備促進に役立てたい」(同公益事業課・小池洋司課長)
最初の駐車料金を無料にする施策は、利用者増加を見込んだ乗用車の駐車場でも試され、効果が出ている。今回のモデル実験は、オートバイ利用者にも、その施策が有効かどうかを調べるためのもの。駐車場無料期間は来年3月末日までだが、同公社では年明けにも、さらに新しいモデル実験を追加する予定だ。