【東京モーターショー05】ヒュンダイが与えたプレッシャー

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ヒュンダイが大型ミニバンのコンセプトモデル『neos-3』で、プレミアムクラスへの進出を暗に示したことは、北米で成功を収めている日本のメーカーにとっては少々プレッシャーだ(東京モーターショー、10月19日−11月6日)。

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最もイヤだと感じているのは、北米で「アキュラ」ブランドを展開し、また自社ブランドも独特のイメージの高さを持っているホンダだろう。

アメリカ人は、バリューフォアマネーな商品は何でも受け入れるが、同時に「V8はV6より偉い」といった、数に対する単純なロイヤリティも根強い。「V8を持たないホンダにとっては、北米でのライバルであるヒュンダイに先にV8を出されるのは相当に目障りなはず」(自動車メーカー関係者)という。

ヒュンダイから「経営の目標」とされているトヨタのほうも、他人事ではない。トヨタは北米で大きな利益を上げているが、なかでも利幅の大きな「レクサス」は“虎の子”。ヒュンダイがプレミアムに進出しても、レクサスのブランドイメージが影響を受けるようなことは考えにくいが、台あたりの利益が大きいだけに、需要を食われれば影響も大きい。

奥田碩トヨタ会長は自らneos-3の運転席に座り、念入りにチェックしていたが、10年後のヒュンダイ対策に思いを巡らせていた?!

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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