ヒュンダイが大型ミニバンのコンセプトモデル『neos-3』で、プレミアムクラスへの進出を暗に示したことは、北米で成功を収めている日本のメーカーにとっては少々プレッシャーだ(東京モーターショー、10月19日−11月6日)。
最もイヤだと感じているのは、北米で「アキュラ」ブランドを展開し、また自社ブランドも独特のイメージの高さを持っているホンダだろう。
アメリカ人は、バリューフォアマネーな商品は何でも受け入れるが、同時に「V8はV6より偉い」といった、数に対する単純なロイヤリティも根強い。「V8を持たないホンダにとっては、北米でのライバルであるヒュンダイに先にV8を出されるのは相当に目障りなはず」(自動車メーカー関係者)という。
ヒュンダイから「経営の目標」とされているトヨタのほうも、他人事ではない。トヨタは北米で大きな利益を上げているが、なかでも利幅の大きな「レクサス」は“虎の子”。ヒュンダイがプレミアムに進出しても、レクサスのブランドイメージが影響を受けるようなことは考えにくいが、台あたりの利益が大きいだけに、需要を食われれば影響も大きい。
奥田碩トヨタ会長は自らneos-3の運転席に座り、念入りにチェックしていたが、10年後のヒュンダイ対策に思いを巡らせていた?!

