スズキとスバル富士重工業は、今月初めまでは同じ米GM(ゼネラルモーターズ)グループだったことから、ブースは隣り合わせ。記者団に囲まれたスズキの鈴木修会長は「竹中(恭二・富士重工業社長)さんとも、さっき話してきた。今後のことはじっくり検討していこうということだった」と、披露した。
両社は若干の株式を持ち合い、軽自動車の部品についても一部共通化しているが「元々そんなに関係が強いわけでないので急ぐことはない。(今後のことは)時間をかけてやればよい」(鈴木会長)という。
GMによるスズキ株の放出の可能性を聞かれた鈴木会長は「うちの株売ったって、キャッシュはたかが知れている。うちの株を売る時はGMがもう終わりということだよ」と笑った。小型車で抜群のコスト競争力をもつスズキは、GMにとっても貴重なパートナーという自信もちょっぴ匂わせていた。