【東京モーターショー05】BMW、アジア市場絶好調

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BMWの東京モーターショー・プレスコンファレンスは、BMW AG社長ヘルムート・パンケ氏の“アジア市場絶好調宣言”で開幕した。誇らしげな数字を並べるパンケ社長は、「BMWグループに停滞という言葉は存在しない。世界において、特にアジアにおいて、さらに加速度的に拡大を続けます」と語った。

「2年前、我々BMWグループ(BMW、ロールスロイス、MINI)は、この東京ショーで、08年までにアジアで15万台を販売する目標を掲げました。そしてそれから、10の新製品、主力3車種のモデルチェンジ、合計で18もの新型エンジンを投入してきました」とパンケ氏は力説。

アジア市場での販売の好調ぶりを、数字を挙げて解説し、日本のみならず、これまでやや苦手としていた中国での上昇ぶり、さらに06年からタイのラヨン工場で『X3』を生産すること、新興市場として強く意識するインドでも車両生産に向けた調整をはじめていることなど、高らかに“アジア重点施策”を披露した。

そして、シンガポールにデザイン担当子会社の事業所を設置することも明かし、「BMWグループのデザインに、アジアの要素をもっと盛り込んでいく」と語った。

《遠藤俊幸》

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