台形のシンプルなデザインとバラエティ豊かなボディカラーが特色のダイハツ『ESSE』(エッセ)。語源は英語のessence(エッセンス=本質)の語源であるラテン語「esse」。「エコ・シンプル&スマート・イージー」という、軽自動車が本来持っているべき“本質”を追求し、スモールカーの原点を問い直すモデルだ。
エクステリアは安定感のある台形フォルムで、コロコロとした愛らしい印象。ボディ外寸は軽自動車枠いっぱいだが、ボディ上部は思い切って絞り込まれ、室内容積よりはカジュアル感、パーソナル感のあるスタイリングを重視している。
ボディカラーは有彩色を中心に多数を用意。インテリアはフルトリムではなく、ボディの塗装色が露出しているが、外装色に合わせたシートクロスとあわせて内外装色のコーディネーションをはかるなど、質素さをむしろスモールカーの魅力の演出へと積極活用している。
東京モーターショーではブルー、オレンジ、アイボリー、イエロー、オレンジの5色を同時に展示。完成車のほか、同系色のドアとシートも5台分展示するなど、ファッショナブルさで有名なパリサロン風の演出も。
ちなみにこのエッセ、ただの参考出品車ではなく、まもなく発売される市販バージョンの予告モデルである。カタログモデルも参考出品車と同様、スモールカーの原点に立ち返るモデルというコンセプトであるという。気になる価格は現時点では“未定”だが、「もちろんシンプルになった分、『ミラ』よりは安い価格になりますよ」(ダイハツ関係者)とのこと。その仕上がりぶりを会場でチェックだ。