【東京モーターショー05】市販の片鱗…トヨタ FSC クロスオーバー

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トヨタ『FSC』は、セダンとミニバンのクロスオーバー領域を狙ったコンセプトカーだ。ボディ形状はミニバンだが、室内空間はセダンのごとく、大人4人の快適性を最優先するべくデザインされている。

デザインはトヨタの「ヴァイブラント・クラリティ」思想にもとづくもの。フェンダーラインやホイールアーチなどにセダン的な力感を与え、全体を高質な曲面で包み込んだ立体感のあるフォルムが目新しい。ボディサイズは全長4670×全幅1800×全高1535mm。

室内は4シーターを基本とし、リアに格納式の補助2席を備える6人乗りパッケージ。シートは4座独立型だが、パセンジャー相互の連帯感を演出するアームレスト連続コンソールを採用し、連帯感も演出している。

「フレキシブルサードゾーン」と名付けられた後方の補助席部には電動アレンジ方式を採用。セダンモードでは乗員空間とトランクスペースを完全にパーティション。さらに6名乗車のミニバンモード、さらにシートを完全に床下に格納するワゴンモードがある。電動ハッチバックは全開、全閉のほか、セダンのトランクのように下半分だけを開閉させることもできる。

FSCはあくまでコンセプトカーだが、セダンとミニバンのクロスオーバーモデルというコンセプトが今後、市販車に生かされる可能性は非常に高い。その“片鱗”はぜひ目にしておきたい。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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