無料駐車場を使って有料駐車場ビジネスをしていた男を逮捕

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警視庁は15日、駐車場の無断利用を防ぐ輪止めを破壊したとして、40歳の男を器物損壊容疑で逮捕した。この男は空港近くの市場駐車場を無断で使う“有料駐車場ビジネス”を営んでいたとみられ、警察では捜査を続けている。

警視庁・東京水上署によると、器物損壊容疑で逮捕された男は、今月11日の午前6時25分ごろ、東京都大田区東海3丁目付近にある中央卸売市場大田市場の無料駐車場内で、無断駐車と扱われたクルマに対して装着される輪止めを破壊している現場を発見され、現行犯逮捕された。

その後の調べで、この男が有料駐車場ビジネスを営んでいたことが判明している。男はインターネット上で「安心、格安、丁寧」などと宣伝。空港内の駐車場よりも大幅に安い1泊2日4000円を提示して客を集めていた。客から受け取ったクルマはアルバイトを使って、市場内の無料駐車場に運ばせ、不正に利益を得ていた。

空港周辺に土地を確保して、駐車場ビジネスを行うこと自体は珍しくないものの、公共機関の無料駐車場を勝手に使うというのは前代未聞。警察では「24時間出入り自由という点が悪用されたのかもしれない」と分析している。

《石田真一》

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