西欧の乗用車販売、2カ月ぶりのマイナス…7月

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西欧自動車工業会(ACEA)が発表した7月の西欧18カ国新車登録台数(乗用車)は、前年同月にくらべ1.7%減の121万989台となり2カ月ぶりに減少した。フォルクスワーゲン(VW)グループが同6.7%増の24万台と好調だった。

VWグループが増加したほかは、ほとんどの欧米メーカーグループが前年水準を下回った。フィアットグループは主力のフィアットが12%減となり、グループ全体で11%減と2ケタのマイナスとなった。ルノー、ダイムラークライスラー、PSAもマイナスだった。BMWグループ(BMW、MINI)は6.3%増とプラスを維持した。

日本メーカーはトヨタ自動車(レクサス含む)が前年同月比5.2%増、ホンダが14.1%増、三菱が3.8%増、スズキが16.8%増だった。日産は2.9%のマイナスだったが、日本勢はおおむね好調だった。韓国勢は現代が1%のマイナスだったが、起亜が43%増と大幅に伸びた。

1−7月の累計は市場全体は前年同期にくらべ0.5%減の902万台とほぼ前年なみ。グループ別ではVWグループ、GM(ゼネラルモーターズ)グループ、BMWグループが前年同期を上回ったが、PSAやフォード、ルノー、フィアットはマイナスとなった。日本勢は日産とマツダがマイナスとなった。

《編集部》

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