事故の加害者と被害者、同姓同名だった

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17日午前、愛知県知多市内の市道で、43歳の女性が運転する乗用車が暴走し、歩道を歩いていた53歳の女性に衝突する事故が起きた。女性は病院に収容されたが意識不明の重体となっている。この事故、被害者と加害者が同姓同名という、極めて特異なものとなってしまった。

愛知県警・知多署によると、事故が発生したのは17日の午前9時40分ごろ。知多市南粕谷1丁目付近の市道で、銀行のATM(現金自動預払機)横に設置された駐車場に入ろうとしていた43歳の女性が運転する乗用車が突然暴走。近くの歩道を歩いていた53歳の女性をはねた。女性は近くの病院に収容されたが、頭を強打しており、脳挫傷などで意識不明の重体となっている。

事故の直接原因はアクセルとブレーキの踏み間違いとみられているが、なんとこの事故、加害者と被害者が同姓同名であったことが捜査中に発覚した。両人の自宅も近く、知人を介して知りあい、同じ名前だということも知っていたという。

近隣住民が絡む事故だが、警察では「同姓同名だけにチェックを普段よりも強化し、当事者を取り違えないように注意したい」と話している。同姓同名の人が当事者同士となる事故は過去にあまり例が無く、それゆえに今回のように発表対象となってしまった。

《石田真一》

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