大阪府警が、悪質な交通違反者に対する強制捜査の実施を予告した6月20日以降、反則金の納付方法を紹介した府警ウェブサイトへのアクセス数が急上昇している。1日あたりのページビューは最大で約250倍まで増大したという。
これは大阪府警・交通指導課が6月28日に明らかにしたもの。
大阪府警では駐車違反や速度超過、信号無視などで摘発されたものの、理由無く反則金の納付を拒み、警察からの再三に渡る出頭要請も無視している悪質な違反者124人に対して逮捕状の執行(強制捜査)を予告。
定められた期日にまで警察へ出頭するとともに、反則金を全額をきちんと納付すれば任意捜査に切り替えるとした。だが、これを無視した場合には「21日から順次逮捕していく」と発表していた。
こうした悪質違反者は「軽微な違反だから……」として、警察への出頭や反則金の納付を無視してきたが、さすがに「逮捕」を予告されたことで焦ったのか、リストアップされた違反者からの問い合わせが急増。
反則金の納付方法を説明する府警ウェブサイトのアクセス数も最大約250倍まで急増した。
また、リストアップされてはいなかったものの、2人が「逮捕されたらかなわん」として出頭。反則金を納付しているという。
警察では「効果は絶大」と評価しており、今後も同様の強制摘発前予告を実施する方針だ。