富士重工業は12日、中期経営計画「FDR-1」の修正に伴い、新車の投入計画を見直したことを明らかにした。
2007年に計画していたミ二バンタイプの軽自動車の発売を06年半ばに前倒しする。『プレオ』の後継車となるもので、『R2』とプラットフォームを共通化するなどコスト競争力のある商品にする」(竹中恭二社長)という。
一方で、06年に予定していた多人数乗りの新型乗用車(登録車)については、07年後半に延期した。また同モデルのプラットフォームは独自仕様として開発していたが、コスト削減のため『レガシィ』のものを改良し、共用化する方針。
軽自動車の投入を先行させるのは「市場が堅調」(同)であるほか、業販店の収益改善を図る必要があると判断したことによる。