ホンダが支えるシカゴのカーシェアリング

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ホンダが支えるシカゴのカーシェアリング
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アメリカのシカゴで2年前からパイロットプログラムとして始まったカーシェアリングが、拡張の気配を見せている。

基本的には複数のメンバーでクルマを共有し、使った分だけ料金を支払う、というもの。参加メンバーは1000人に達し、シカゴ中心部だけではなく郊外にも広がりを見せているという。

このカーシェアリングは「I-GO」プログラム(http://www.i-go-cars.org/)と呼ばれる。

メンバーになるためには25ドルの入会金を支払い、年間50ドルの会費が必要となる。その上で、使用時間1時間につき6ドル、走行マイル1マイルあたり50セントを支払うというシステムだ。I-GOがガソリン、メンテナンス、保険などをすべてカバーし、24時間対応のコールセンターも用意している。

シカゴ地域では、クルマを所有した場合の年間の平均コストは6700ドルだという。しかしカーシェアリングの場合、年間2300ドルほどで済む。

さらに、ガソリンコストを抑えるためにI-GOが主に使用しているのはホンダ『シビック』、『シビックハイブリッド』、さらにフリートとして『エレメント』とオールホンダ。

この理由についてI-GOでは「ホンダが環境への配慮を行っているメーカーであることはよく知られており、ホンダ車には信頼性もある。このプログラムにふさわしいと思った」と説明している。

シカゴエリアではポピュラーになりつつあるカーシェアリング、他の大都市エリアにも広がるだろうか。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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