ウインカー出し忘れの右折車に救急車が突っ込む

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27日、岐阜県平田町内の県道で、急病人発生の通報を受けて出動した救急車と軽自動車が衝突し、救急車が路外に逸脱、道路脇の水田に転落する事故が起きた。この事故で双方のクルマに乗っていた2人が打撲などの軽傷を負っている。

岐阜県警・海津署によると、事故が起きたのは27日の午前7時55分ごろ。

平田町仏師川付近の県道交差点で、急病人発生の一報を受けて出動した海津郡消防署所属の救急車と、51歳の女性が運転する軽自動車の進路が交錯し、そのまま衝突。救急車は衝突の弾みで路外に逸脱、道路脇の水田に転落した。

この事故で、救急車の後部で急病人受け入れの準備を行っていた48歳の男性救急隊長と、相手車両を運転していた女性の合わせて2人が打撲などの軽傷を負った。救急車は自走不能になったため、急病人搬送には別の救急車が手配されている。

警察では業務上過失傷害容疑で双方の運転者から事故当時の状況を聞いているが、救急車を運転していた隊員は「前方を走行していた女性のクルマが減速したため、対向車線側から追い越そうとしたが、クルマが突然右折したために進路が交錯し、そのままぶつかってしまった」と話しているという。

警察では女性がウインカーを作動させなかった可能性についても調べを進めているが、この点について女性は「点灯させたと思うが、よくわからない」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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