ホンダは23日、ゼンリンなどと共同開発した2輪車用のナビゲーションシステムを国内で初めて商品化、4月28日に発売すると発表した。
商品名は2輪用オーディオシステムの総称である「Gathers M」(ギャザズエム)とし、用品部門子会社のホンダアクセスを通じて販売する。
当面、大型スクーター『フォルツァ・X』など2車種の純正オプションとして設定、順次搭載できるモデルを増やす計画だ。ナビはハンドル中央部に設置、音声案内も行う。
交差点などに近づくと自動的に詳細画像に切り替わるなど安全運転に配慮した仕様としている。ディスプレイは防水性のある3.8インチの大画面でタッチパネル式を採用した。また、盗難防止のため本体は脱着も可能。
価格は17万3250円で、初年度2000台の販売を目標にしている。2輪用のナビはBMWが商品化しているが、日本市場へはまだ投入していない。