米国ホンダはシカゴモーターショーで、今秋発売になる2006年モデルの北米『シビック』のラインナップを発表した。 先行コンセプト『シビックSiコンセプト』が登場し、注目を集める「Siクーペ」は今秋のSEMAショーで正式発表される。
06年型シビックはSiクーペに加え、4ドアセダン、2ドアクーペ、ハイブリッド、そして天然ガス仕様の「GX」の5タイプのラインナップとなる。
アメリカ向けシビックのイメージリーダーともいえるSiが、よりスポーティな路線へと向かう中、4ドアもこの流れを汲んだテイストとなるようだ。
Siの正式発表の場となるSEMA(スペシャリティ・イクイップメント・マーケット・アソシエーション)ショーは、11月にラスベガスで行われるアフターマーケットパーツの見本市。今年のSEMAショーで、ホンダは日本メーカーとしては初めて「自動車メーカー・オブ・ザ・ショー」としてショーのスポンサーメーカーを引き受けることになった。
もともとスポーツコンパクトセグメントの中心的な存在の歴代シビックは、財布の軽い若者向けのチューニングマシンのベースとしても格好の車両とされてきた。SEMAによれば、ホンダとアキュラ車に関した製品は「コンパクト・パフォーマンス・マーケット」で40%を占めるという。
今年のSEMAショーでは、Siクーペが会場のセンターステージに展示されることになっているが、事前に各チューナーに配られるSiをベースにした改造マシンもめじろ押しとなりそうだ。