富士火災、保険料とりすぎに保険金の過少支払い

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富士火災海上保険は10日、過去に契約者から徴収した保険料で一部本来の保険料よりも多く徴収していたことが判明したと発表した。保険金も過少に支払っていたケースがあった。取りすぎた保険料は契約者に払い戻すとともに保険金の追加支払いを行う。

コンピューターによる契約内容・保険料チェックシステムに不備がありモニタリング機能も働いていなかったという。今回、代理店の指摘に基づいて社内調査を行った結果、問題が判明した。

保険料の取りすぎあったのは自動車保険、火災保険、傷害保険、地震保険、自賠責保険など1995年以降の契約のうち合計25万986件で総額4194万6855円の保険料のとりすぎがあった。

このうち自動車保険は1995年以降9年間の契約のうち22万3213件、3457万2185円(1件平均155円)、自賠責保険は1300件、50万1690円(1件平均386円)を取りすぎていた。

保険金は自動車保険、傷害保険、火災保険の合計99万5658件に対して総額1億2914万2000円を追加支払いする。自動車保険金の追加支払いは88万3475件、総額1億2544万6000円となる。

《編集部》

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