自転車専用道だと注意されて暴行

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神奈川県警は4日、原付バイクの通行が禁止された自転車専用道路を走行中に注意を受けたことに腹を立て、58歳の男性に殴る蹴るなどの暴行を行ったとして、平塚市内に在住する15歳の少年3人を傷害容疑で逮捕した。少年は容疑を大筋で認めている。

神奈川県警・平塚署によると、問題の事件は1月20日の深夜に発生している。同日の午後10時50分ごろ、平塚市岡崎付近の自転車専用道を58歳の男性が自転車で走行していたところ、前方から原付バイクがかなりのスピードで接近してきたことに気づいた。

男性は運転していた少年に「ここは自転車専用だぞ、危ないじゃないか」と注意したところ、少年はこれに逆上。男性に対して殴る蹴るの暴行を行っていたところ、途中から仲間と思われる別の2少年もこれに加勢し、同様の暴行を続けた。男性は全治3週間ほどの重傷を負っている。

「中学生程度の少年だった」という男性の証言や、犯行が行われた時間帯、現場周辺の状況から、警察では「付近に住む少年が事件に関与した可能性が高い」と判断。周辺での聞き込みや、非行歴のある少年のピックアップを進めた。

その結果、犯行に関与した疑いのある少年を特定。任意で事情を聞いていたところ、犯行への関与を一部認める供述を行った。この少年の仲間も特定が進んだため、同署では4日までに逮捕した。

現場付近では以前から自転車専用道のバイク通行が問題となっていたが、暴行事件に発展した例はあまり例がないという。

《石田真一》

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