ロサンゼルス郊外で、通勤客を乗せた列車が線路上に放置されたジープ『チェロキー』に衝突、脱線して11人が死亡する、という大惨事となった。
このチェロキーを運転していた25歳の男は、「自殺しようと思い線路内にクルマを停めたが、恐くなって直前に逃げた」と言う。
しかしその結末は悲惨で、チェロキーに衝突した電車は大破して脱線、反対方向を走ってきた別の列車と衝突し、連鎖脱線を起こした。現場は横倒しになった車両が線路脇のショッピングセンターの駐車場にまではみ出す状況。
乗客のうち11人が死亡、1人が行方不明、200人以上が重軽傷となっている。
なぜこのような惨事になったのかというと、現場は踏切りではない普通の線路で、列車がスピードを落とすことなくクルマに突っ込んだため。
自殺未遂の男は11人の殺害容疑で逮捕されたが、線路周辺の防護は万全だったのか、など市の管理責任も問われることになりそうだ。