いすゞ自動車の井田義則社長は19日、新年の記者会見を行い、2005年の生産・販売計画などを発表した。世界販売は国内のトラック市場回復やタイのピックアップの拡大などにより前年比11%増の62万2000台を目指す。
このうち国内販売は、大型、小型トラックとも昨年より需要が回復すると見ており、12%増の9万9000台を計画。海外も10%増の52万3000台と、2ケタ増の計画とした。
昨年初めて生産が100万台を突破したディーゼルエンジンは、3%増の110万基の生産を見込み、GM(ゼネラル・モーターズ)向けなどを拡大する。
いすゞは今期(05年3月期)、2期連続で過去最高益を確保、4月からは新たな3カ年計画に着手する。井田社長は「商用車とディーゼルのグローバル・リーディング・カンパニーを目指す新たなスタートの年となる。新計画初年度の目標を確実に達成したい」と述べた。