メーターを見てイライラ…タクシーを盗んだ女

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17日、大阪府八尾市内のコンビニエンスストア駐車場で、運転手が店員に道を尋ねていたところ、客として乗っていた女にクルマを盗まれる事件が起きた。女は逃走中に事故を起こし、窃盗容疑で逮捕されている。

大阪府警・八尾署によると、事件が起きたのは17日の午前4時40分ごろ。八尾市弓削町1丁目付近にあるコンビニエンスストアの駐車場で、68歳のタクシー運転手が店員に道を尋ねていたところ、客としてこのタクシーに乗っていた女が運転席に乗り込み、そのままクルマを盗んで走り去った。

警察では窃盗事件として捜査を開始。運転手の証言から女が乗車時の行き先としていた大阪市平野区方面に向かった可能性が高いと判断。周辺の警察に車両の発見を要請した。

この結果、羽曳野市誉田付近で民家のブロック塀に衝突して自走ができなくなっているタクシーを発見。運転席にいた30歳の女が盗んだことを大筋で認めたため、窃盗容疑で逮捕した。発見当時、女は酒気帯び状態で、警察では道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で調べる方針だ。

取り調べに対し、この女は「タクシー運転手なのに道に迷い、その間にもメーターはどんどん上がっているので腹が立った。自分で運転した方が早いと思った」などと供述。衝突したことについては反省しているが、タクシーを盗んだこと自体は特に反省していないという。

《石田真一》

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